ハト害と駆除

せめぎ合う蜂

日本に生息するハトはキジバト、ドバト、アオバト、カラスバト、キンバト、シラコバト等が生息している。この中で特に都市部において害をもたらすハトはドバトである。ドバトは人に馴れやすく伝書鳩などに使用されたり、食用の家禽として飼われたり、平和の象徴等として無造作に野に放たれていた。ドバトの正式名はカワラバトであり、ヨーロッパ、北アフリカ原産の帰化動物である。ドバトは群れを形成する習性があり、お気に入りのとまり場所では大群がとまり同じ場所で大量の糞をする。また、ビルの隙間やベランダ等で営巣し、気に入ると何年も続けて営巣するため、大量の糞が巣の周辺にたまる。これらの糞がダニや害虫などの餌となり、不衛生になることが問題となっている。

ドバトはお気に入りの場所は執着し、ハト駆除用の忌避剤やハト避けネットなどを設置しても多少のことでは諦めたりはしない習性がある。そのため、ハト駆除の第一歩としては捕食者であるハヤブサやオオタカなどの模型や形を窓に張ったり、ベランダに吊るすことで、ハトを忌避させることが期待できる。また、定期的にハヤブサやオオタカの声を録音したものを鳴らすことでハト駆除の効果を上げることができる。実際、近年はドバトなどの餌が豊富な都市部にハヤブサやオオタカ棲みついているため、ドバトもこれらの猛禽類に対する警戒心が高くなっており、かなりの効果が期待できる。 ドバトは鳥獣保護法で保護されている動物であり、安易に卵や成体を捕獲したりすることができない。そのため、どうしても捕獲してハト駆除を行いたい場合は必ず地方自治体に捕獲許可の申請を行う必要がある。